2015年10月9日金曜日

いかにして横須賀市はイングレスの公式イベントを主催するに至ったか? 自治体とイングレスとの幸せな出会い


Mission Day Yokosuka は横須賀市の経済部観光企画課と地元エージェントが主催する、Niantec Labsが公式に認めたイングレスのイベントです。

どうして横須賀が公式イベントを主催するところまできたのか? 今日はそんな話題を紹介したいと思います。

自治体とイングレスの幸せな出会い


この一年、横須賀市は多くの自治体に先駆けて Strategy Site for Ingress in Yokosuka というサイトを立ち上げ、地元の観光とイングレスを融合する取り組みをおこなってきました。


たった一年前とはいえ、当時はまだ現在ほどポータルが多数は存在しませんでしたし、ミッション機能もオープンになったばかりでした。

すでにイングレスをプレイしていて、このチャンスにいち早く気づいた市の職員が周囲の人を巻き込む形で、このサイトは立ち上がりました。複数の市の職員がすぐにイングレスの魅力のとりことなり、熱心にプレイし始めたことも後押しとなりました。


市の観光企画課のメンバー、古崎絵里子さんと、矢部賢一さん。この二人が主要メンバーとなって横須賀のイングレス施策は進められました。

横須賀の海側をめぐるミッション、なかなか踏み入れることのない山側をめぐるミッションなど数多くのミッションが公開され、自治体がイングレスを!という面でも大きな注目を集めました。


Niantec Labsとの関係構築も大きな課題でした。ミッションを作成し、プレゼントキャンペーンを企画するたびに詳細に至るまで検討を繰り返し、メダルのデザインからミッションの説明文まで、これまで協力して練り上げてきました。

また、市のスタッフが Darsana, Shonin, Persepolis などといったアノマリーイベントには必ず参加し、現場でイベントの進め方や、エージェントの動き方を学んでいます。

週ごとのエージェントミーティングの様子

しかし、いかにイングレスに熱心でも、市のスタッフだけですべてができるわけではありません。横須賀観光ミッションをきっかけに、地元エージェントとの交流が始まり、次第にノウハウが蓄積していったことも、その後に続いたプレゼント・キャンペーンに活かされています。

そして今回は、Enlightened / Resistance の両ファクションから、地元の強力なエージェントが結集して毎週議論を重ねています。

地元を歩きつくしたエージェントたちのコメントは一つ一つが興味深く、情報にあふれています。「ここは徒歩だと危ない」「ここからここにつながる道がある」「ここには昼ごはんによい店がある」こうした情報を積み上げて、ミッションに落とし込んでゆくわけです。

というわけで、Mission Day Yokosuka にお越しになるエージェントのみなさんは、数多くの経験を積んだ横須賀市と地元エージェントたちによる、ライトなプレイヤーからガチエージェントまで、皆が楽しめるミッションの数々にどうぞご期待ください。

また、これから自治体としてイングレスを取り入れてみたいとお考えのみなさんも、ぜひ当日、横須賀にお越しいただければと思います。イングレスと自治体との未来を今後も広げてゆくヒントが、きっと見つけられることでしょう。


参加されるかたは、まずはイベントページの「参加」をポチッとおして、日時をカレンダーにいれてください。そしてこのサイトでの情報を開催日までチェックしていただければと思います。

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